●子供の成長を感じとる

塾は毎年が同じサイクルの繰り返しです。今年の受験シーズンを終え、次の受験への準備を始める、同じことの繰り返しではありますが、飽きることはありません。毎年新しい受講生がいらっしゃいます。一人ひとりが違いますし、私も変わっていきます。この仕事は、ずっと続けていきたいと思っております。

この塾を始めたのは2020年の3月です。それまでは塾業界ではない一般の会社に努めていました。塾を営んでからおおよそ6年の経験ではありますが、多くの方々と接することができていることに、大きな喜びを感じております。

塾を始めて改めて感じることは、受験生に対する保護者の方々の強い愛情です。親にとっては、子供の成長はかけがえのないものです。これはひとの親として私もその気持ちがわかります。塾のお子様たちに接するときは、ときに親目線になったり親の立場になって考えたりすることがしばしばあります。今回は国語の話題からは少し離れて、受験と親子の関係について記していきます。

●親と歩む受験

多くの人が様々な考え方、立場でこのタイトルについて記しているのを目にします。今回のブログでは、こうあるべきだ、こうでなくてはならないという論ではなく、私なりの感想を述べるという観点で書いていこうと思います。自分自身が親として子供の中学受験や大学受験に関わったこと、当塾生、保護者の方々との交流を思いだしながら書いていきます。塾の仕事のなかで折々に感じる親の愛に、私は共感しています。

さて当塾には、中学受験生が多く在籍します。中学受験には、小学生ひとりでは対応できません。当然のことながら親のさまざまな援助は必須です。そのためこの塾では、ひんぱんに保護者の方々と連絡を取ります。相談を受けるというよりも、一緒に考えましょうのスタンスです。

私は、生徒の言動から多くのことに気づき、保護者の方々からも多くのことを学んでいます。当塾には授業を参観する保護者の方々が多くいらっしゃいます。また、子ともたちに家庭で勉強を教えている保護者の方々が大半だと思います。授業を見に来たり、家で勉強を教えたり、過干渉で過保護でないかという意見が聞こえてきそうです。子どもが嫌がっているだろう、可哀そうだという人もいるかもしれません。

小学生が挑むのが中学受験です。小学生ひとりでは対応できません。当然のことながら親のさまざまな援助は必須です。この塾では、ひんぱんに保護者の方々と連絡を取ります。相談を受けるというよりも、一緒に考えましょうのスタンスです。

私は、生徒の言動から多くのことに気づき、保護者の方々からも多くのことを学んでいます。当塾には授業を参観する保護者の方々が多くいらっしゃいます。また、子ともたちに家庭で勉強を教えている保護者の方々が大半だと思います。授業を見に来たり、家で勉強を教えたり、過干渉で過保護でないかという意見が聞こえてきそうです。子どもが嫌がっているだろう、可哀そうだという人もいるかもしれません。

私はそうは思いません。親の愛とはそんなものでありません。子供が本当に嫌がることを、決して親はしません。たとえば授業を見られるのが嫌なお子さんの保護者は、決して参観には来ないのです。長男の中学受験、私は一度も勉強を教えたことがありません。彼がそれを望まなかったからです。

●子育てを楽しむ

さて、前述の通り当塾の保護者のなかには、お子様とともに授業に参加される方が多くいらっしゃいます。子供に声かけをされる方も多く、応援しているようすが伝わってきます。この気持が子供に伝わるのですね。こうしたお子様は、成績が上がっていきます。当塾はそういう親子の多い塾です。それぞれ親の愛をちゃんと受け止めているということです。最後にはかならず成果が出ます。

受験にもよくでる重松清の小説に『とんび』があります。主人公が『親が甘やかさないでだれが甘やかすんだ』という趣旨のことを言います。共感します。子供には子供なりに社会があり、そこでもまれているのです。親が守るべきところは守るべきなのでしょう。

今回は、中学受験をテーマにしましたが、中学生も高校生も同じです。親子ですから変わりません。ところで私の長男、中学受験では第一志望校には合格しませんでした。合格した学校のなかから、本人が自分にいちばん合うと思った中学校を選びました。そして六年間サッカー部に所属して、高三の八月まで没頭しました。その後、いちばん行きたかった大学に入り、社会人になり家を出ていきました。

いろいろなことがありましたが、この子の親で良かったと思うことがあります。当塾の保護者の方々も同じ思いを共有していると思います。