なぜ社会専門なのか

なぜ社会を教えようと思ったのか、それは社会は暗記科目ではなく、これからの人生に必要な学問だと考えているからです。

受験生の多くは社会は暗記科目だと認識しているようです。確かに、算数・数学や国語に比べて覚えるべき事項は多いでしょう。

ただし、社会とはその名の通り、社会の仕組みを知ることにとどまらず、社会でどのように生きていったら良いかを学んでいく教科です。

地理では、世界や日本の人々がその地理的条件に合わせて工夫をして暮らしていることを知り、歴史では、それぞれの時代の人々が、その時代背景でいかにより良い生活を求めてきたかを知り、公民では、自らが現代社会でどのように生きていくべきかを考えることが重要なのです。

実際に、社会の入試問題は、覚えているだけでは解けない問題が主流になっています。知識をどのように活かしているかを重視した問題づくりをしているのです。

例えば、図表、グラフ、地図などを読み取る問題が良く出題されます。仮に知識がほとんどなくとも、資料を読み取ることで解ける問題も数多く出題されます。

また、知識を活用しながら、社会的事象について、なぜそうなっているのか、どう関連しているのかなどの因果関係を問う記述問題も出題されています。

これらに対応するには、資料を活用する能力、論理的に筋道を立てて考える能力などが要求されるのです。国語で求められるものとも共通します。

こうした力は、高校や大学に進学してからは特に役立つ力になるし、社会の勉強を通した得たことは、社会人になってからも活きてくることでしょう。

当塾では統計や地図などの読み取りや論述問題演習など、生徒が考えることに重点を置いた授業を展開し、「知識」に加えて、「思考力・判断力・表現力」を育成していきます。社会に出てからも活きる力だと確信するからです。