●多くの生徒さんが学んでいます

駒沢オリンピック公園すぐ近くの深沢でこの塾を開き、4年余りが経ちました。その間、多くのお子様がこの塾で学んできました。ここは国語を学ぶ塾でありますが、一番多く在籍しているのは中学受験を目指す生徒さんです。ホームページをご覧いただくと中学入試に関わる記事が目立ったり、中学受験の合格体験記が多かったりするため、中学受験専門塾とみられることも多いようです。けれども、実際に当塾には国語を学ぶ意欲を持つ様々な生徒さんが在籍していらっしゃいます。実際にどのようなお子様がいらっしゃるのか、どのように入塾され、学んでいるのかを今回はご紹介します。

現在当塾では、おおよそ40名のお子様が学んでいます。当塾の生徒さんは、中学受験、高校受験、大学受験のための対策としてここで学ぶお子様だけではありません。学校授業の補習、定期試験対策に加えて、帰国子女のお子様、私学などの内部進学を前提としているお子様も多いのが特徴といってよいでしょう。どのように入塾されるのでしょうか。

●体験授業をおこなっています

当塾で学ぶ生徒さんは、全員当塾でおこなう無料の体験授業を経て入塾されています(多くはホームページをご覧いただいた方々です)。体験授業では、当塾の授業内容などをまず実感していただくことを、私は大切にしています。通常は、論説文を題材にして筆者の「いいたいこと」、すなわち要旨をつかむ練習をおこなっています。ただし、体験を受けるお子様の学年や当塾への要望等をふまえ、授業内容は適宜変更しております。これは事前にご相談しております。

体験授業とはいえ、単なる体験で終わらないように私たちは気を配ります。明日の学びに役立つ内容を常に目指しております。いらっしゃった方々に、できうる限り何かを学んだと納得いただくように心がけています。

体験授業でここで学ぶお気持ちになられた方とは、授業内容やスケジュールについてのご相談に進みます。入塾されるかどうかは、あくまでも生徒さんご自身のお気持ち次第です。学ぶと決めた方々には、空き時間がある限り全員に入塾いただいています。「入塾テストがあるのですか。」というご質問を受けることもありますが、あくまでもやる気次第ということです。ともに学ぶ意欲を持った生徒さんを歓迎しています。

●個々に応じた指導です(受講スタイルも様々です)

この塾でもっとも多いのは、受験を控えたお子様です。集団塾に通いながら当塾にも通う生徒さん、当塾だけで学ぶ生徒さんともにいらっしゃいます。それぞれここで学ぶ目的を明らかにしたうえで、授業を進めています。

例えば集団塾に通うお子様とは塾の公開模試の解き直し、塾のテキストの復習などをおこなうこともあります。テストの解きっぱなしは、とてももったいないことです。解き直しから学ぶことが多いのですので、これは重視しています。集団塾に通うお子様にも、個々の必要に応じて、当塾で用意した教材を使います。これらは、常に保護者の方々ともご相談して方針を決めています。

受験生のうち当塾のみで学んでいる生徒さんには、複数の教材を用いて合格に必要な学力を育みます。宿題も、比較的多めに出されることになります。保護者との方々との連携も、大切にしています。

また帰国子女のお子様が多いのも、当塾の特徴と言ってよいでしょう。小学生から高校生まで多くの生徒さんが在籍していらっしゃいます。これから日本で生活していくわけですから、それに必要な国語の力を身につけることが目標です。必要な力といっても人それぞれ異なります。例えば大学の一般入試受験を目指しているならば、それに対応した学力育成が必要になります。このように個々に対応した学びを心がけています。

帰国子女のお子様は、全般に自分の意見をはっきり言う傾向があります。授業では、できる限りその意見を聞き取るようにしています。そして、いろいろ質問を投げかけていきます。こうしたやり取りも、大事な学びだと考えています。なお、帰国子女のお子様には、海外に滞在した期間にもよるのですが、日本語の語彙が不足している傾向があります。これは当然知っているだろうという言葉を知らないことが、よくあります。このあたりにも留意しつつ、日本語の力を高めることに努めています。

また、併設の上級学校へのいわゆる内部進学の生徒さんも在籍しています。内部進学と言っても学校によっては、高い学力が求められる試験がある場合もあります。試験でどういう力が求められるのかに加え、進学してからも困らないように配慮した指導をおこなっています。当然、このお子様たちの定期試験対策も担います。

この他おもに短期講習において、作文・論文の指導、志望動機書の添削等もおこなっています。何をどう書くのか、生徒さんそれぞれに応じた指導を大切にしています。ここでもよく話を聞くこと、すなわち自分の意見をまず話してもらうことを大事にしています。

なお月4回の曜日と時間を固定した授業が標準ではありますが、月2~3回の授業や月を限定した短期での受講など、様々な受講スタイルに対応するのが当塾の特徴でもあります。授業時間は、慣れるまで最初のひと月は60分授業、慣れてきたら90分授業などの方法もあります。これらは、生徒さん、保護者の方々とのご相談で決めています。ご要望、諸事情に応じた受講が可能なのです。

現状、一般授業時間枠はほぼ満室ですが、スポット授業などができる余地は多少あります。また夏期講習などの短期講習は、ほぼ全日午前9時から開講しています。これはまだ空きがあります。じっくり集中して学びたいときは、この短期講習がおすすめです。

●子供だけでなく、いろいろな方が当塾にいらっしゃいます

開塾以来、大人の方も何名か当塾で受講されています。コロナ禍の頃、人の役に立ちたいから看護専門学校を受験したいという主婦が、試験対策として国語の受講をされたことがありました。この方は意志を貫き、みごとに合格されました。また高校を卒業してから数年後大学に行きたいと思い立った青年が、体験授業にいらっしゃったこともあります。おおよそ半年ここで学び、志望していた大学に合格しました。正直最初は受験まで持つかなくらいに思っていたのですが、意を決した人間の強さを感じた次第です。

当塾の授業には、保護者の方が同席されることもよくあります。特に体験授業では、ほとんどの保護者が同席されます。お子様の思わぬ長所に気づいたり、ここで親子の会話が弾んだりということもあるようです。これらも広い意味では、国語を通した学びであると言えるように思います。

上の写真は新緑の駒沢オリンピック公園(当塾近く)

●いつもご連絡をお待ちしています

当塾には、私を含め二名の講師がおります。これからも必要に応じて新しい講師を迎えるなど、常に挑戦を続けてまいります。私たちはここで学ぶ子供たちの人生がよりよいものになるように、 常に願っております。そのために当塾でできることは、国語の学びを子供たちとともに進めていくことです。

受験生であれば入試に合格することを、当然のことながら目標とします。ただし学びを通して相手の言うことを正しく聞けたり読めたりすること、また自分の意見を話せて書けるようになることも大切にして授業をおこなっております。これが社会に出てから生きる力だと思うからです。

ここで述べてきた通り、当塾では生徒さんそれぞれに対応した授業をおこないます。関心を持たれた方は、下記フォームよりお問い合わせください。

https://form.run/@kobetsuhirayama-1177

●学びを通して成長する

社会に出たとき必要な資質には、さまざまなものがあります。私は、国語力だけがもっとも大切だとは思っていません。苦難に耐える力、他人を慮る力などたくさんあります。そのなかで、母国語を見て聞いて、考えたことを話したり、書いたりする力もとても大切なことのひとつだと思っているのです。ここで学ぶお子様には、それを伝えていきたいと思っています。これは塾で教える立場としてではなく、長い間一般企業で働いてきた経験、また自ら我が子を育ててきた経験に基づいた考えです。

私自身に目を向けると、今までの自分はともかくとして、これからの人生は誰かのために生きていきたいと思っています。この塾で教えていることは、そのためにもっとも大切なことです。生徒さんや保護者の方々との交流を通して、自分自身も成長し変化していきたいものです。