新宿御苑の開花前の写真を撮りに行きました。

「力がある陰キャが多い世界」

息子は現在、男子校に通っています。
この環境は、どうやら息子にはかなり合っているようです。

「女子との接点がないのは少し寂しい」と言いつつも、
「男子校は楽。素でいられる」と呟いてます。

学校として特別に何かをしてくれるというより、どちらかと言えば
「自律という名の放置」で、心配ごとは絶えません。

けれど、その環境の中で生徒たちはそれぞれに考えて動き、不思議と学校生活が成り立っています。

何かに強くハマる子も多く、誰かの興味や個性をからかう空気もあまりありません。
仲間と群れなくても、それぞれが自分の居場所を見つけているように見えます。

そんな学校の空気を、息子はこんな言葉で表現しました。

「うちの学校、力がある陰キャが多いんだよね」

最初は思わず笑ってしまいましたが、妙に言い得ている気もしました。

目立つタイプではないけれど、
好きなことにはとことんのめり込む。
そして、その分野では驚くほど力を持っている。

そんな生徒たちが自然に集まっている世界なのかもしれません。

息子が時々ふと口にする言葉があります。

「この学校にいるの、ちょっと誇りなんだよね」

小学生の頃、必死に勉強してたどり着いた場所。
その経験があるからこそ、今の学校にいること自体が自信の一部になっているのかもしれません。

男子校らしい空気を一番感じるのは、文化祭のときです。

最終日の日曜日の午後になると、学校全体が大きな熱気に包まれます。
文化祭には毎年多くの来場者が訪れ、日曜日なのに制服姿の女子の姿もよく見かけます。

男子たちも少しそわそわしながら、普段とは違う空気を楽しんでいるように見えます。
そんな様子を見ていると、男子校の文化祭はどこか青春の舞台のようにも感じられます。

親としても、「この学校に来てよかった」と思う瞬間のひとつです。

それと同時に、少しだけ寂しさも感じます。

目標に向かって親子で突き進んだあの受験の日々。
あの濃密な時間は、もう戻ってこないのだなと、時々思い出します。

中学2年生の春休み

受験で得たものは、偏差値や合格という結果だけではなく、

努力する習慣、
自分なりに時間を使う感覚、
そして「ここにいていい」と思える場所だったのかもしれません。

そして親として思うのは、子どもの成長にはそれぞれのタイミングがあるということ。

焦らず、信じて待つこと。
それもまた、親の大切な役割なのかもしれません。

ちなみに本人はというと、そんな親の感慨などどこ吹く風で、
春休みを満喫しながら今日も昼まで寝ています。

親が勝手に振り返り、意味を見つけている間にも、
子どもはもう次の時間を生きている。

きっとそれも、成長というものなのでしょう。

青春の一コマ 部活仲間と行った海(女子はいません)

今回のブログは、3月19日に公開した「親と子の中学受験体験記」の後編です。