1月受験校 いざ出陣!

明けましておめでとうございます。

●昨年年明けの出来事

昨年の年明けは、1月1日 16時10分に能登半島地震が起き、最大震度7に伴う大きな被害が出ました。

息子と私は自宅で過去問を解いているところでした。携帯電話の緊急地震速報がけたたましく鳴り、テレビをつけました。息子はテレビで流れ続けた「逃げて」のアナウンサーの大きな声に動揺し、私の横にピタリと座ったまま離れませんでした。私も動揺しましたが、ここでしっかりしないと息子がますます不安になると思い、受験当日に起きた際の地震対策、持ち物の確認等を一緒に考えました。「何があっても近くにいて助けるから大丈夫だよ」と声掛けをしました。

今となっては私の身長と変わらない程大きくなり、守る感じでもなく、頼りになることもあり、この1年間で随分と変わるものだなぁ、と思います。成長を実感すると同時に少し寂しさも感じます。

何が大切なのか、考えさせられる出来事でした。平和な日常の中でもいつ何が起きてもおかしくない。受験勉強が出来る環境はなんて恵まれているのだろう、と心から思いました。ここまで無事に来れたのは感謝すべきこと、と強く感じました。息子にそのような気持ちが芽生えるのはまだ先と思いますが、いろいろと考えさせられる新年のスタートでした。

●いよいよ始まる入試

2025年中学入試組は、いよいよ、埼玉入試、千葉入試と始まりますね。息子は埼玉の学校を前受けとして1月10日に受験しました。2月1日から志望校の受験がスタートする子どもや親にとって、実際の受験の雰囲気を体験することはとても参考になります。しかし、本人はと言うと、模試もこの会場だったためか、受験生とは思えない楽しげな姿勢で臨んでいました。友達と会えたことも楽しさに輪をかけたようです。緊張感に欠け、これでは今後良くない方向に流れるのでは、と一抹の不安を感じ、息子が大好きなS塾の先生に相談し、本人に喝を入れてもらうことにしました。

「先生は君を信じてる!君は絶対〇〇に合格する!最後まで一緒に戦おう!」と言ってくれたことを嬉しそうに報告してくれました。息子は、「先生に〇〇の合格を見せる!」と効果覿面でした。

大手塾主催の主立った模試は12月上旬で終了しており、これまで頼りにしてきた「偏差値」という指標を受験直前の2か月近く全く得られない状況は、漠然とした不安を呼び起こします。それが、2月1日までの最後の100mを長くさえ感じさせるのでした。

その際の私の心の拠り所は、一緒に悩みを共有した友達の存在でした。「1人じゃないんだ」と言う気持ちが心の安定に繋がりました。

●運も味方にする

中学受験は、「子どもの努力が5割、運が4割、親の努力が1割」と聞いた事があります。私自身もそれを実感し、努力が重要なのはもちろんですが、運の要素もかなり大きいのでは、と思います。例えば、塾に気の合わない友達がいたり、相性の悪い先生がいたり、親がイライラしたり、病気になったり…こういった事象は学習効率が下がるネガティブな要因になりやすいです。とは言え、運が4割を占めるのなら、何でもプラスに考えれば運が味方してくれるような気がします。

環境や体調、気持ちの持ちようなど、さまざまな要因が結果に影響する中で、できるだけ笑顔でポジティブに過ごせるように子供の気持ちの安定を優先してください。中学受験に向けて、勉強面、健康面、メンタル面、伴走してきた日もあと残り僅かです。

2025年組入試組の皆さま、心から応援しております。