●冬期講習のご案内
今年もおもに小中学生・高校生(大学受験生)を対象にした夏期講習を実施します。冬休みの過ごし方は、人それぞれだと思います。夏休みに比べると期間が短いですから、勉強に力を入れるならば、教科を絞ってみるのもいいと考えます。当塾では、国語や社会を集中して学びたいと考えていらっしゃる方々の受講を、お待ちいたしております。
当塾で学ぶ方々は、中学受験や高校受験、また大学受験を目指しているお子さんが中心ではございますが、読む力、書く力、話す力など国語力全体の向上のために来塾されるお子さんなど、皆さん、異なった目的で学んでいます。一人ひとりに応じた指導のために、一対一の個別指導のみをおこなっております。冬期講習もすべて一対一でおこないます。
冬期講習の詳細は、下記をご参照ください。
●国語を学びたいすべての方を歓迎します
なお当塾は、小中高校生が中心の国語塾ではありますが、国語を学びたい、あるいは学ぶ必要のあるすべての方の受講を歓迎しております。一般の方でも、改めて国語を学んでみたい方は、ご遠慮なくご相談ください。実際に、看護師専門学校の入学試験で国語が必要となった方が当塾で学び、合格された実績もあります。短期間での集中講習など、一対一の個別指導の長所を生かした授業をおこないます。
●制限時間をもうけて学ぶということ
さて、最近よく当塾で学ぶ生徒さんに聞く悩みについて記していきます。受験を間近に控えた受験生の課題のひとつに、試験時間内に問題が解けないということがあります。国語の模擬試験や入学試験では、中学入試でさえも一万字近くの問題文を読むことを求められることは、ままあることです。じっくりと時間をかけている余裕はありません。どのように対処していけばよいでしょうか。
最初に問題文を読むときは、次の点に気をつけましょう。論説文ならば、「この文章は何の話か?」「筆者のいいたいことはどのようなことか?」に関して、三十字くらいの一文にまとめるつもりで読んでいきましょう。また、物語文ならば、誰が主人公なのか、周囲に誰がいるのか、主人公がどうなるのかなど、大まかなストーリーをつかみましょう。
問題演習をおこなうときのめやすとしては、五百字を一分で読むことを、まず目標とするとよいでしょう。たとえば、六十分の試験時間で読解問題が二題、漢字などの知識問題が一題あることを想定してください。知識問題を十分で解いた残りの五十分、問題文の分量が合わせて八千字あるとすると、問題文を読むのに十六分かけることになります。設問を解くために、三十分以上を確保できることになります。
勉強に制限時間をもうけるのは、当然国語の学びに役立つだけではありません。算数や数学の計算問題、昨日は十分かかったのならば今日は八分で解いてみようなどと目標を設定して、くりかえし学んでいくことをおすすめします。力がついていくのを実感できると思います。国語の問題文でも、よく早く読むことを目指してみましょう。
脳科学者の茂木健一郎さんは、著書「脳を活かす勉強法」で次のように記しています。
おすすめなのが(中略)『タイムプレッシャー』です。簡単にいえば、自分の作業に、制限時間をもうけるのです。
入学試験には必ず制限時間があるのですから、こうした学びをおこなうべきであることは当然のことと言ってよいでしょう。受験間近でない方々も、今のうちから「時間」を意識した学びを進めることをおすすめします。
さて、茂木健一郎さんは、前述の著書でこのように記しています。
これを何度も繰り返すことによって、人間の能力はどんどん上がっていきます。そのためには、「タイムプレッシャー」を楽しむ、という気持ちがとても大切なのです。
他人に言われたからでなく、自ら楽しく、主体的に学ぶこと、これが大事なのだと思います。勉強だけでなく、何事にも共通することだと考えます。
●体験授業につきまして
当塾では、国語の体験授業をおこなっています。体験授業では、論説文を題材に、筆者のいいたいこと(主張)をつかむ練習を行います。ここでは、文章を早く正しく読むためのルールをお伝えします。たとえば「しかし」や「つまり」などの接続語が文章中に出てきたら、どのように読み進めたらいいかなどの方法を伝授します。体験授業が単なる体験で終わらぬよう、学びの場となるように心がけて授業をおこなっています。
現在、通常授業は曜日によっては満員です。ただし、体験授業(無料)は、随時受け付けています。体験授業は、当塾での対面授業、オンライン授業のどちらでも受講ができます。お問い合わせやお申込みは、下記までお願いいたします。
https://form.run/@kobetsuhirayama-1177
※写真は、初冬の駒沢オリンピック公園です。当塾は、この公園のすぐ近くにあります。